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今、まさに巷で流行っている住宅創りとは、マホービンの様な家創りではないでしょうか?
高気密、高断熱住宅と言われています。
確かに人間にとっては、寒く無く、熱く無く快適です。
しかし構造軸組材(柱・梁の材木)にとっては、とても過酷な状態であることを理解するビルダーは、
数限られるのが現状で悲しい現実です。
木は、セルロースという細胞の集まりである事を理解して頂きたい。
細胞である限り生きて呼吸をしているから「力」を出しているのです。
その生命体をあえて呼吸しにくくする事はいかがなものかと思います。
人間にも木にも呼吸しやすい「優しい建物」がベストな住宅と考えております。 |
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皆さん方にお聞きします。
木材におけるクサリとフケの違いは何でしょうか?
両方とも木材が用をなさなくなる状態のことですが、その状態に陥った木は再成不能となります。
人であれば病院にいって治してもらえますが、木はそれで終わりです。
それでは設問の答えです。
木のクサリとは、文字通り、木が水分や害虫により腐って使えなくなること。
それでは、木のフケとは。木、自身の寿命です。
木を加工している時に、たまにフケている物に出会いますが、そのような木は
保管状態が良くない時、例えば材料を重ねて保管したときに発生するものだと考えます。
ようは風通しが悪かったためですね。
古来、1000年で育った木は1000年もつ、と言われています。
「構造材にも、風通しを」 、「私こと木材も息をしていますよ!」と聞こえてきそうですね。
柱の間の断熱代、外壁にも断熱代、天井にはブローイング、床下にはビニールシート。
すべて断熱のための施工工事・・・?
木は悲鳴を上げています。「空気をください!」と。。。
そこで、遮熱材「メタルシート」を使います。
遮熱材は、熱を跳ね返すシートです。
夏は、暑い外気を跳ね返す。冬は寒い外気を跳ね返す。
断熱材のように密閉しないので、構造材の木は呼吸ができます。
これが、「人にも構造材にも優しい住宅」といわれるゆえんです。
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